カテゴリー別アーカイブ: コラムとエッセイ

梅雨明けたから読書感想文『トパーズ/村上龍』


Topaz / Ryu Murakami

主人公はコールガールの女の子。憧れて止まないある男と街ですれ違い、女の子はその男の影を追っていく――自分は男だし、職業も会社員が長かったし、環境で共通する点はまったく無いのだが、何度となく繰り返しこの作品を読んでしまう。

続きを読む

大人の過去は知る由もない――今日のリンク


Case of the tail wagging the dog exam / shinichi.sakurai

子供は親がどうやって生きてきたかなんて当然、知らないわけです。なので、「勉強しなさい」「ダメじゃないか」と言われても、自分はどうなんだよ、と反抗心を抱いて不信感を募らせてしまいます。これは親に限らず、教師や大人などにも同様に抱くことです。

続きを読む

牙が抜けるほどの体験が必要――今日のリンク


Fang of Dracula / Scarecrow

現実とビデオの世界の境目が分からなくなる、ゲームでもよく言われることですが、そんなこと、本当にあるでしょうか。薬物で精神状態が混濁しているような状態なら分かりますが、まともに社会生活を送れる人間に、そんな状況は滅多に訪れない。ビデオと現実の境がなくなったのではなく、真似したい欲求に勝てなくなっただけでしょう。

続きを読む