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学校の教科書に載っているような物語を読ませただけで子供の感性が豊かになると語るな

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 子供の活字離れが・・・・・・と未だに耳にするが、本当に活字から離れているだろうか? それは潔癖な大人たちが子供らを眺めたとき、学校の教科書に載っているようなクソ面白くない物語から離れていっているからそう見えるだけだろう。

 今は昔よりもずっと活字に親しみやすくなったと言えるのではないか。質を抜きにすれば、ケータイ小説が台頭してきて、ライトノベルも安定し、電子書籍も普及してきた。例えば私だったら、小説をよく読むが、中学から高校くらいに掛けてブックオフが世に出てきて、その頃から100円で古本の小説を買うようになった。それまでは物語というものは学校の教科書に載っているような教訓じみた逆にイカレタものしかこの世にないと思っていたので、もっと早くに知るべき世界だったと高校生という幼いながらにも思ったものだ。ブックオフで100円の小説に手を伸ばしたのは単なる暇つぶしで、確か初めてはフィッツジェラルドの「グレート・ギャツビー」かダシール・ハメットの「マルタの鷹」だった。何かで耳にしたタイトルだった、それだけなのだ。

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