The instruction manual of the Amazon / INFOREST MOOK
巷でも多くの人がハマっている「amazonアソシエイト」の審査基準の怪。今日まで個人でサイト運営していて「amazonアソシエイト」の審査に落ちたことが一度もなかったので、このブログと会社HPが審査に通らないことが不思議でしょうがなかったのだが、今日、ようやく審査に通った。以下の2つが原因だった。
①: 買い物実績の無いAmazonアカウントで登録していた
②: 知的財産権を侵害している記事(エミュレータに関する記事)を掲載していた
■Amazonでの買い物実績が不可欠!
これは都市伝説のように、WEB上の至るサイトで語られていることだが、実際に試した結果、結論は、事実だった。これはAmazonが審査NGの時に送信してくる項目の一覧にも記載が無い、裏基準になっている。ひどい話だ。
当プログラムでは、お申し込みいただいたWebサイトが下記の項目に当てはまる場合、残念ながらご参加を承認することができませんので、あらかじめご了承ください。
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1. Webサイトが未完成の場合
Webサイトの方向性がわかる程度を目安に、内容をアップロードしてからお申し込みください。2. お申し込みのURLに誤りがある、またはご自身のWebサイトURL以外でのお申し込みの場合
たとえば、ご利用のブログサービスのトップページなどでは審査を行うことができません。3. Webサイトに閲覧規制がなされており、内容を拝見できない場合
4. お申し込みフォームにご登録の電話番号が、全角数字で登録されている場合
全角数字では正しく登録されませんので、必ず半角数字でご登録ください。
5. Webサイトのドメイン名の中に、「amazon」やその変形、またはスペルミスを含んでいる場合
6. その他知的財産権を侵害している場合
7. 露骨な性描写がある場合
8. QRコードのご利用情報に不足がある場合
QRコードのご利用申請にあたり、掲載予定の媒体名と使用目的を必ず記載してください。9.未成年の方のお申し込み
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ほら、そんなことは載っていない。
■Amazonでの買い物は「一度キリ」で構わない
この都市伝説のような話(買い物実績が必要)を検証する為に、たった一度だけ買い物をしたアカウントを作成した。買った物は、「アラサーちゃん 無修正1」である。念の為、配達完了になるまで、amazonアソシエイトへの登録は控えていた。結果は以下となった。
■アカウント(A): 買い物を一度もしたことが無いアカウント
■アカウント(B): 「アラサーちゃん 無修正1」のみを買ったアカウント
サイトの内容は一切、変更せずに、アカウントだけを切り替えて、amazonアソシエイトの審査に申し込む。
■結果(A): 「アソシエイト・プログラムから審査結果のお知らせ」
というNGの時に送信されるメールが届く
■結果(B): 「Amazon.com Associates プログラム-アプリケーションが承認されました」
というOKの時に送信されるメールが届く
なるほど、都市伝説ではなかったようだ。まあ確かに、生存確認の取れたアカウントでないとならないという基準は分からなくもない。
■Amazonは審査時に記事内容をちゃんとチェックしている
前述のアカウントだけが問題で、記事の内容まではチェックされていない、と説いているサイトが多くあるが、そんなことは決してない。Amazonは記事の内容もちゃんとチェックしていて、実際、それで当ブログは審査NGとなっていた。今回、当ブログでNGとなっていたのは、以下の項目が原因だった。
6. その他知的財産権を侵害している場合
私が何故この「6.」によってダメだったと分かったかと言えば、推測から、としか言いようがない。何故なら、Amazonは絶対に審査基準に関する回答をしないからだ。かなり食い下がって審査基準の問い合わせをしたのだが、決まって、以下の回答しか返って来ない。Amazonに回答を求めるのは早々に諦めて、自サイトの問題点の解明に時間を割いた方が早道だ。
Amazon.co.jpアソシエイト・プログラムにお問い合わせいただき、ありがとうございます。
誠に申し訳ございませんが、前回もご案内させていただきました通り、審査の基準につきましては情報を公開しておりません。
その他にもご不明な点がございましたら、ご遠慮なくお問い合わせください。
アソシエイト・プログラムをご利用いただき、ありがとうございます。Amazon.co.jp カスタマーサービス アソシエイト・プログラムスタッフ
「前回も」とあるように、何度となく問い合わせをしたのだ。絶対に教えてくれないくせに、返事だけは必ずしてくれる。
■エミュレータは世間的にはグレーだがAmazon基準では黒である
権利関係には特に気をつけて記事を書いてきたのだが、以前からエミュレータに関する2件の記事だけは気になっていて、継続して調査をしていた。どうにも判例が無いのでこの件は結論が出せず、今日まで掲載したまま経過してしまったのだが、それがいけなかった。この2件だけを非公開にしたところ、審査があっさり通ったのだ。
買い物実績が「ない」 × エミュレータ関連記事を掲載 ⇒ 審査NG
買い物実績が「ある」 × エミュレータ関連記事を掲載 ⇒ 審査NG
買い物実績が「ない」 × エミュレータ関連記事を非公開 ⇒ 審査NG
買い物実績が「ある」 × エミュレータ関連記事を非公開 ⇒ 審査OK!!!
という結果だ。
「エミュレータ」という単語だけでNGになっていたわけではさすがにないようだ。OK結果が出た時点では「エミュレータ」というテキストの入ったリンクはいくつも残っていたのだが、それは問題がないということだ(この審査OKを受けてから当該記事へのリンクは全て削除した)。
■疑わしくすらないものを掲載していれば大丈夫
とにかく、疑わしい記事は掲載しないことだ。ただやはり、その基準はすごく難しい。食い下がってもAmazonは決して教えてくれない。私は前述のエミュレータの件よりも先に、「「ぽこ×たて」を超えられない「Pero Pero HOUSE(ペロペロハウス)」、徳井義実のチャックおろさせて~や –○○の催し-の高いハードル」などの記事による、「7.」のことばかりが気になっていたのだが、
7. 露骨な性描写がある場合
結局、エミュレータの記事を2件非公開にしただけに止まっている。
これから審査を迎えようとする人、何度も落ちている人、どうしても通らない人、記事の基準が分からない人は、当ブログの今日(平成26年1月26日)までに掲載している記事、全116記事を読んでもらえれば、少なくともOKな記事の判断にはなるだろう。
ちなみに、審査は、当ブログのURL「http://www.materialize.jp/art/」で申し込んだのではなく、会社HPである「http://www.materialize.jp」で申し込んでいる。ちゃんとHPからのリンク先も全て審査対象になっているようだ(あわよくば会社HPだけでも審査に通れば、と思っていたのだが、甘かったようだ)。
(平成26年1月26日 アシベズヘア@ashibehair_m)
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