株式会社ピースオブケイクが運営するメディアプラットフォームnoteにおいて、平成26年6月19日、マガジンに「課金機能」が搭載された。
これにより、マガジン自体に値段をつけて販売することが可能となった。
マガジンに課金機能がつきました。
https://note.mu/sadaaki/n/n4fea3d4974cb
この「マガジン課金機能」の特徴は以下です。
1.有料マガジンに含まれる有料ノートは、マガジンを購入すると全て閲覧が可能になる
(マガジンに含まれる10個の有料ノートが各200円(計2000円)であっても、マガジン自体の値段が500円であれば、500円で全てを閲覧可能)
2.有料無料に関わらず、「他人のノート」を有料マガジンに含むことは不可能
シングルCDとアルバムCDの関係を思い浮かべれば、それが一番わかり易い理解になるかもしれません。
オーソドックスに、「マガジン課金機能」を使って「写真集」を作ってみました。これも「電子書籍」と呼べるのではないでしょうか。
では以下に解説します。
まず、「イメージノート」を「有料」で作成します。ノートが無料で読めるのにマガジンが有料では誰も購入してくれません。
有料のイメージノートが用意できたら、マガジンを作成します。
マガジンの作り方の詳細は、以下に掲載しています。ここでは「課金機能」について焦点を絞ります。
抗う根っ子――noteのマガジン機能
http://www.materialize.jp/art/software-services/6384/
以下のように、「有料」の項目に設定したい値段を入力し、作成します。
一覧で作成したマガジンを確認すると、マガジンの右上に「課金マーク」が表示されています。
この時点では空っぽのマガジンです。購入されてしまったらどうしよう! 申し訳ない! ということはありません。マガジンはどんどんノートを後から追加可能な機能です。
先ほど作成した「イメージノート」を、この「有料ノート」に追加します。
完成した有料マガジンによる写真集「OTAGO」は、以下のようになります。
「何人が購入済みか」が作成者にのみ表示されます。上記の例ではまだ「0人」です。
マガジンはあくまで「ノートの束」なので、追加されたイメージノートは下部に一覧で表示され、それらは通常のイメージノートとして閲覧されることになります。
課金機能とは別の話ですが、マガジン機能で不満なのは、以下のように、自分のノートのトップでは、マガジンが「作成した順に三冊しか表示されない」ことです。
今回作成した写真集は四冊目だったので、表示されていません。これは残念でなりません。
以上です。
如何でしたでしょうか。
複雑な構成の電子書籍は、全てのページを画像で作成し固定レイアウトで販売していることも珍しくありません。漫画が、まさにそうです。
画像からEPUBを作成し・・・という工程を考えると、このnote、マガジンでの電子出版も、電子書籍の形態としては十分に受け入れられるものではないかと感じます。
写真集「OTAGO 大田子から、童心の欠片を」
2007年11月。
置き去りにした童心の欠片を探しに、僕は大田子に戻ってきた――。
日本の夕陽100選にも選ばれた夕陽の街・大田子を、独自の視点で表現しています。美しく懐かしい田舎の風景を、童心に想いを馳せながら楽しめる写真集です。
著者:アシベズヘア
装丁:54ページ/オールモノクロ
定価:500円(税込み)
発行日:2014年6月23日
発行所:合同会社materialize
発行人:土屋義規
URL:http://www.materialize.jp/OTAGO/
(平成26年6月25日 アシベズヘア@ashibehair_m/facebook/note/SUZURI)