「めひかり」を求め、風評被害地区「いわき市」へ


Iwaki City, Fukushima Prefecture coast / Eiji Sakai

 3.11東日本大震災で、「地震」「津波」「原発事故」「風評被害」「出荷停止」の五重苦に見舞われた「いわき市」へ、「めひかり」を求めて行ってきました。いわき市平田町のレンガ通りは、震災のことを知らなければ、地方都市の繁華街と変わらぬ街に感じました。しかし、注意深く観察すれば、道路は凹凸が目立ち、地面の浮いている箇所もありました。3.11の震災からもうすぐ3年が経ちます。街が笑顔を取り戻すまでにどれほどの苦労があったか、私には想像もできません。

透明というルールをつくった街
http://iine-japan.f-navigation.jp/socialaward/pickup/pickup_article26.htm

 いわき市に詳しい食通の方がお勧めしていた、いわき市平田町のレンガ通りにある居酒屋へ足を運びました(店名は伏せます)。求めていた「めひかり」は、唐揚げがメニューにありました。開きは、その日は無いとのこと。

 待望の「めひかり」は、程よく脂が乗っていて、ふわっとした食感が口の中に広がります。白身魚でこれほど上品なものはあっただろうかと思うほどです。他にも、寒ブリや寒さば、あんこうなども、大阪や東京で食すのとは脂の乗り方が段違いでした。

 「茨城、千葉近海で穫れたものです」

 会計で板前さんに言われたことです。そうです、私たちが食べたのは、いわき沖のものではありませんでした。板前さんの申し訳なさそうな物言いがとても印象的でした。忘れていましたが、いわき沖合の漁獲は、まだ試験操業の最中でした。

 平成25年10月18日から、試験操業を始めています。平成26年6月30日まで、原則、週1回の実施です。街のスーパーにも流通するはずですが、タイミングが悪かったのでしょう。

目的:安全性が確保される魚種を対象に、小規模な操業と販売を行い、出荷先での評価を調査して、福島県の漁業再開に向けた取組みを行うもの
事業主体:福島県漁業協同組合連合会
実施主体:いわき市漁業組合、小名浜機船底曳網漁業協同組合
期間:2013.10.18-2014.6.30(原則、週1回実施)
海域:広野沖からいわき沖の水深150m以深(沖合25-40km程度)
操業船:底曳網漁法を行う漁船14隻(いわき市漁協12隻、小名浜機船底曳網漁協2隻)

 震災前は乱獲が指摘されていたいわき沖合の漁業ですが、3年近く休漁が続いたことで、奇しくも漁業資源を回復させるに至ったそうです。

 ところで、先月2月22日に、「めひかり」に関するトークイベントがあったようです。振り返り記事を読むだけでも趣深いので、興味のある方は以下からどうぞ。4月あたりに第2弾をやると告知されています。

サイエンスバー「メヒカリトーク」開催!
http://umilabo.hatenablog.com/entry/2014/02/12/222418

メヒカリトーク振り返り!
http://umilabo.hatenablog.com/entry/2014/03/03/183644

(平成26年3月5日 アシベズヘア@ashibehair_m

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